赤ちゃんの粉ミルクに劇物の「酢酸鉛」混ぜたか 親族逮捕 香川
香川県坂出市で、生後数か月の赤ちゃんに飲ませる粉ミルクに劇物の「酢酸鉛」を混ぜ、鉛中毒による貧血にしたとして、37歳の親族が傷害の疑いで逮捕されました。赤ちゃんの症状は回復しているということで、警察が動機などについて捜査しています。
傷害の疑いで逮捕されたのは、坂出市の無職、三好貴子容疑者(37)です。
警察によりますと、三好容疑者は去年7月ごろから8月にかけて、親族で生後2、3か月の女の赤ちゃんが、母親らと自分の家に訪れてきた際に飲ませるため、用意していた乳幼児向けの粉ミルクの缶に、鉛の結晶で劇物に指定されている「酢酸鉛」を混ぜた疑いがあるということです。
赤ちゃんは、事情を知らない母親がミルクを飲ませ、鉛中毒による貧血の症状が出たということです。
去年8月、ミルクに白っぽい粉末が混ざっていることに気付いた母親が、メーカーに問い合わせて「酢酸鉛」と判明し、その後、三好容疑者が混入を打ち明けたため、両親が警察に届け出たということです。
警察によりますと、赤ちゃんの貧血の症状は回復していて、これまでのところ後遺症は確認されていないということです。
調べに対して、「原料はネットで購入し、作り方もネットで調べた」などと供述しているということです。
警察が、動機などを調べています。
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