訪日前に知っておきたい、日本の食事マナー7選
ここでは日本食のお店で食べる時に最低限気をつけたい食事マナーを紹介します。お店で迷わないようにチェックしておきましょう。
1.おしぼりは手を拭く以外に使用しない
大体の日本のレストランでは、入店するとおしぼりを出してくれます。使い捨ての紙おしぼりや、繰り返し使う布のものなどお店によって種類は異なりますが、これは「手を拭く」用途専用です。とくに布のおしぼりでは、顔や口、テーブルなど手以外を拭くことは避けましょう。
2.食前、食後に手を合わせて挨拶する
日本では食前と食後に両手を合わせ、料理に向かって挨拶をします。食前に言う言葉は「いただきます」、食後は「ごちそうさま」。どちらも感謝の意味が込められています。
3.箸は正しい使い方をする
食事をする際、日本で主に使う道具が箸です。
箸の持ち方から始まり、食事中の使い方にはさまざまなルールが決められています。これは一緒に食べている人に、不快な気持ちをさせないよう配慮されたもの。
4.お茶碗は持って食べる
和食や定食を頼むと、多くの食事処ではご飯の入った茶碗と、味噌汁入りのお椀が出てきます。こちらは食事の際、手に持って食べることがマナーとされています。
持って食べることがよいとされる器は、片手で持てる重さのもの。
5.テーブルに肘をつけて食べない
テーブルの上に肘をついて食べると、姿勢が悪くなり見た目にも悪く、周りで食べている人もいい気持ちになりません。腕は持ち上げて食事をし、箸を持っていないほうの手はテーブルの上におくか、食器に添えましょう。
6. 飲み物や麺は音をたてて食べる
必須ではありませんが、味噌汁、ラーメン、うどん、お茶など、和食で温かい汁物は音をたてて飲むことがよいとされています。麺や具を食べる時は箸を使い、汁を飲むときは両手でお椀を持ち上げて飲むことが多いです。
しかし、すべて音を出してよいというわけではありません。食器を置くときの音や、食べた時の咀嚼音はマナー違反。
7.食事は基本的に残さない
料理は食べきれる分だけ頼みましょう。日本では残さず食べることが、料理を作ってくれた人、食材に対して感謝を示す行為と考えられています。
まとめ
せっかく楽しい食事の時間なので、マナーに気づかず周りの人に迷惑をかけてしまったり、注意されて嫌な思いをしてしまうのはもったいない。マナーを守って、日本の食事をたくさん味わってください!
リンク:https://matcha-jp.com/jp/192
[単語]
1. 肘(ひじ):人間の腕の移行部。
2. 咀嚼音(そしゃくおん):ものをよく噛むときに出る音のことである。