日本では「スリに遭う」という経験はほとんどありません。
落し物をしても、誰かが拾ってくれるような安心・安全な国です。
しかし、海外では「治安が良い」「一人旅でも安心」と言われているような所でもスリに遭います。
スリに遭わない為にはどの様な対策が必要なのでしょうか?
移動中に気を付けるべきこと
バスの中にもスリがいる!
例えば、空港から町へ移動するバスの中にスリがいます。
バスの中は観光客だけだと思い、ついつい油断してしまいがちですが、運転手とグルのスリが潜伏している事があります。
疲れていても寝たらダメ
どれだけ疲れていても、絶対に荷物から目を離してはいけません。
また、基本的に乗り物内で寝てはいけません。寝てもいいのは、日本だけです。
電車の中で囲まれたらアウト!
地下鉄の中で突然囲まれて、リュックを開けられるという事がよくあります。
電車に乗るなら、リュックは前で抱える事が大切です。
また、囲まれないようにドアの付近に立つ、スマホやガイドブックなどを見ずに周囲を見渡している事も大切です。
観光地で気を付けるべきこと
写真撮影に夢中にならない
大きな建物を全て写真に収めたくて、屈んでみたり、場所を変えてみたりと写真撮影に夢中になっていると人が近寄って来ている事にも気付けないことがあります。
周囲を見渡すこと
あっという間にポケットから財布をすられたり、カメラを首から抜かれたりしてしまいます。
写真撮影をしている時でも、時々周囲を見渡すなどして警戒しましょう。
また、グループ旅行の場合は、交代で見張り役をしてもいいかもしれません。
近寄ってくる観光客風の人にも注意
観光地で地図を持って近寄ってくる人がいたら「何か聞かれるのかな?」と思い、ついつい油断してしまいがちですが、これもスリです。
特に子連れに注意
一人が道を尋ねるように近寄ってきて、対応しているところで後ろから仲間が財布やカバンを取っていきます。
時には子連れで近寄ってくる集団もあります。
親切心は大切ですが、相手を警戒する事を忘れてはいけません。
おわりに
せっかくの楽しい旅行でスリに遭っては、全てが台無しになってしまいます。
スリに狙われないように、旅先では隙を作らず、常に警戒心を持って行動しましょう。
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[単語]
1. 狙(なら)う:目標物に命中させようとする。
2. 油断(ゆだん):たかをくくって気を許し、 注意を怠ること。
3. 見渡す(みわたす):遠くまで広く眺める。広い範囲にわたって見る。
4. 台無し(だいなし):ひどく汚れたり傷んだりして、役に立たなくなること。
5. 隙(すき): 物と物との間。間隙 (かんげき) 。