立春にまつわる雑学もチェック
節分との違い、立春大吉のお札の意味と役割について見ていきましょう。
•立春と節分の違い
立春と節分には、実は密接な関係があります。節分とは、節の分け目のことで、立春の前日を指す日のことだからです。そのため、立春の日が変われば、節分の日も変わります。
2021年は立春が2月3日のため、節分は2月2日です。
立春は新たな季節を迎える日であり、その前日である節分は、古い邪悪を払う日とされてきました。豆をまいたり、鰯の頭を飾ったり、恵方巻きを食べるといった風習は、立春を気持ちよく迎えるための行事です。
•立春大吉のお札について
魔除けのために、立春の早朝に『立春大吉』というお札を門に貼る風習を持つ禅寺もあります。
大吉が縁起が良いというのもありますが、他の説もあります。『立春大吉』の文字を縦に並べてみると、左右対称となっていることが分かります。そのため、『立春大吉』と書かれた紙を表から見ても裏から見ても、読むことができます。
こんな昔話があります。立春の日に、鬼があるお寺の門をくぐりました。門には『立春大吉』の札が貼ってあります。門をくぐった鬼が振り返ってみると、くぐったはずの門には先ほどと変わらず『立春大吉』の札があります。鬼はまだ門をくぐっていないと勘違いして、再び門をくぐって外へと出て行ってしまったという話です。
こうした逸話もあり、『立春大吉』のお札には魔除けの効果があると信じられてきました。
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[単語]
1. まつわる: 関係や縁がある。
2. 鰯(いわし) :