意外と知らない食べ物の違いシリーズ4選 (2)
スパゲッティとパスタはどう違うの?
昭和の純喫茶に関する本を読んでいたら、銀のお皿に盛られた「スパゲッティナポリタン」が紹介されていました。ワタシが子どもだった頃は、スパゲッティといえばナポリタンが主流。家族で外食する日にレストランで食べるナポリタンは、ちょっとしたごちそうだったなあと思い出しました。
最近は、スパゲッティという呼び名はあまり使われなくなって、パスタという呼び名が一般的になっているような気がします。スパゲッティに比べると、パスタの方がなんだかおしゃれな印象がありますよね。
スパゲッティとパスタはどう違うのでしょうか? 疑問に思ったので、この2つの違いについて調べてみました。
パスタは、小麦粉を水や卵で練ったイタリアの麺類を総称する呼び方のことで、イタリア語で練りものや生地を意味しています。
パスタにはたくさんの種類があって、日本でもおなじみのスパゲッティやマカロニ、団子のような形をしたニョッキ、平たいラザーニャなどもすべてパスタに含まれるのだそうです。つまり、スパゲッティはパスタの中の1種類だったのです!
スパゲッティとは、直径1.7~1.9mm、長さ25cmの細長い麺(ロングパスタ)のことを指します。スパゲッティと同じように細長い麺にもいくつかの種類があり、どれも太さにより違う名前が付けられているそうです。
そういえば、イタリアンのレストランに行くと、メニューにさまざまな麺の名前が並んでいたなあ。これまであまり気にしたことがなかったのですが、次回からは麺の種類も気に掛けてメニューを選んでみようと思います!
今では、日本の家庭料理としてもすっかりおなじみのパスタ。日本でパスタが広まったのは、昭和30年代です。その頃にイタリアから麺を製造する機械が輸入され、日本人好みのパスタを開発するためにさまざまな工夫がなされていたのだそうです。
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[単語]
1. 純喫茶(じゅんきっさ) : 酒類を扱わない、純粋な喫茶店のこと。
2. 練る(ねる) : 熱を加えて、 むらのないようにこね固める。また、こねまぜて、粘りけが出るようにする。