留学のカルチャーショック
♦ 生活習慣編 ♦
●生活習慣編
- 家のなかに土足で入るにはショックを受けた。しかも、靴のままベッドに寝転んだときには「やめてくれー」と心の中で叫んだのを覚えている。
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- お店や郵便局などでお客さんが長蛇の列で待っているのにも関わらず、店員がぺちゃくちゃとおしゃべりしながらゆっくりと作業をしていたのは驚いた。日本なら待たせている客のことを考え、少しでも早くしようと集中して作業するのに、まったく気にしない彼らの神経の図太さにびっくりした。
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- 通りすがりの全然知らない人から挨拶されたり、にこっと笑いかけられたりして、最初どう反応すればいいかかなり戸惑った。
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- バスが時間通りに来ないのは当たり前。電車に到着時刻の表示もないのでつい、イライラしていたが、周囲の外国人は誰も文句を言うことなく音楽を聴いたりスマホを見たりして落ち着いて待っていたので驚いた。
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- 洗剤を入れて泡だらけになったお湯に食器を付け、軽くスポンジでこすって汚れを落とすだけ。最後に洗い流さないでそのまま乾かすだけの習慣には愕然とした。
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- 赤信号でも車がいなければ平気で横断歩道を渡る人があまりにも多くてびっくり。
●カルチャーショック対処には事前の準備も大切
カルチャーショックは悪いものではなく、自分を成長させてくれる大切な過程です。無事に乗り越えられれば語学力だけではなく、グローバルな視点を身に付けられます。
語学を学ぶだけなら日本にいてもできますが、このグローバルな視点を身に付けるには、現地で生活してカルチャーショックを受け、その違いを受け入れ理解しないと習得できません。そういった意味で、留学における成長はカルチャーショック抜きにしては語れないのかもしれません。カルチャーショックを恐れず、むしろ多くのカルチャーショックを受けておおいに成長してきてください!
リンク:https://www.ryugaku.co.jp/column/2020/06/column-71.html
[単語]
1. 図太い(ずぶとい) : ちょっとやそっとでは、びくともしない。また、非常にずうずうしい。
2. 愕然(がくぜん):非常に驚くさまのこと。