8歳男児のモーターバイクが女児に衝突…保護者が負う「責任」と問われる「過失」とは
子ども用バイクをめぐる事故が発生したのは、11月3日のこと。「モーターバイクが6歳の女の子と衝突した」と消防に通報があった現場は、群馬県南東に位置する大泉町。利根川の河川敷で事故は起きた。 午後1時すぎ、8歳の男の子が子供用モーターバイクで道幅3.3メートルの河川敷を走行していたところ、歩いて前を横切ろうとした6歳の女の子と衝突。 女の子は左足を骨折する重傷で、男の子も軽いけがをした。
保護者が負う責任、問われる過失
加藤綾子キャスター: 速度はかなり出ますし、これは保護者の安全確認も問われてきますよね。
住田裕子弁護士: そうですね。当然8歳の子どもですから法的責任は問いませんけれども、それでも監護責任があるのは保護者、親です。親は被害者に対して、監護責任違反に対する損害賠償責任が1つあります。もう1つ気になるのは、本当に危険な運転をしていないのか、やる場合はしっかりと監督して、注意やルールをしっかり守ってやらなきゃいけない。周辺には人がいないということを確認してやらなきゃいけない。そういう意味では、過失を問われて、場合によっては重過失傷害罪という罪名も考えられるような事案です。
加藤綾子キャスター: 走る際のルール徹底も必要になってくると思います。
リンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/2053013db9135aa6cc6a2bd502b7acf61c775bb9
[単語]
1. 監護(かんご) : 子供と共に生活をして日常の世話や教育を行う権利のことを指します。
2. 重過失傷害罪(じゅうかしつしょうがいざい) : その名のとおり重大な過失により人を傷害した場合に成立する可能性のある罪です。