子どもにスマホを安全に使わせるには
進級や進学に合わせて、スマートフォン(スマホ)を初めて持つお子さんが多くなる時期です。楽しんでほしいと思う半面、どう子どもがネットとつながっていくのか、夢中になりすぎはしないかなど、不安は尽きません。安全・安心に利用するために、家庭でできることは何でしょうか。
アプリの年齢制限チェックから
今の保護者が小中学生のころは、家庭用ゲーム機が身近な遊びの道具としてあり、親子で時間やルールを決めた思い出があるかたもいるでしょう。しかし今では、ゲーム機がネット接続できたり、スマホのゲームに代わったりしています。家庭内でルールを決めて守るだけでは、安全な利用はできない可能性があります。
まず、ゲームアプリを選ぶ時には、保護者がゲームの内容や使用時間を判断し、コントロールすることが大切だとしています。アプリに表示されている、遊ばせてよい年齢基準(レーティング)を活用して判断することを勧めています。
また、アプリの内容だけでなく、スマホに触れている利用環境を整えることも必要だとしています。アップル やグーグルなどスマホのOSを提供している会社は、子どものスマホ利用を保護者が把握できる「ペアレンタルコントロール」機能を提供しています。ウェブサイトを閲覧する際に、暴力表現など、子どもが見るには適さない情報へのアクセスを防ぐ「フィルタリング」設定もあります。
未成年の子どもがスマホを安全に使えるようにするのは、保護者の責任です。機器や接続上のセキュリティを確保したうえで、利用のルールを家族で守ることができれば、子どもだけでなく家族全員が安心してスマホを利用できるのではないでしょうか。
リンク:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200227-00010000-benesseks-life
[単語]
1.夢中:物事に熱中して我を忘れること。
2.尽きない:果てしない。
3.適さない:条件などがふさわしくないさま。