ふんどし姿で冷水「えいっ」 真岡・大前神社で大寒禊
二十四節気の一つ「大寒」の20日、白ふんどし姿で冷水をかぶり、一年の無病息災や大願成就を祈る「大寒禊(みそぎ)」が栃木県真岡市東郷の大前神社で開かれた。
神社の主催で2018年に始まり3回目。
ホラ貝の合図で、県神社庁の指導者と一般参加の男性計11人が白ふんどしに鉢巻き姿で境内に入り、指導者の号令に従って、和歌を歌いながら舟をこぐ動作をする「鳥船行事」を行った。
呼吸を整えた後、参加者は「えいっえいっ」と威勢よい声を上げながら、おけを使って前日からたるにためてあった御神水を体に浴びせて身を清めた。
下野市、自営業海老原丈(えびはらじょう)さん(26)は「すがすがしく、身が引き締まった思いです」と話した。
リンク:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-00010000-soon-l09
[単語]
1.二十四節気(にじゅうしせっき):太陰太陽暦で、季節を正しく示すために用いた語。1太陽年を太陽の黄経によって24等分し、その分点に節気と中気を交互に配列し、それぞれに季節の名称を与えたもの。
4.大寒禊(みそぎ):罪や穢れを落とし自らを清らかにすることを目的とした、神道における水浴行為である。
5.ホラ貝(ほらかい):殻頂を削って穴をあけ、簡単な吹き口をつけたもの。修験者が山中で猛獣を追い払うために吹いたほか、法会や戦陣における合図などに用いた。
6.合図:身ぶりなどで知らせること。前もって取り決めた方法で物事を知らせること。
7.鉢巻き:額や後頭部のあたりを布・手拭いなどで巻くこと。
8.おけ:細長い板を縦に円形に並べて底をつけ、たがで締めた筒形の容器。