特技の金魚すくいで大学合格 女子高生、家族で道場通い
金魚の産地として知られる奈良県大和郡山市。市内で毎年開かれている「全国金魚すくい選手権大会」で上位入賞してきた大阪・金蘭会高校3年、三宅莉緒(りお)さん(17)=大阪市平野区=が、関西外国語大(大阪府枚方市)の特別入試に、金魚すくいを「特技」として申し込み、書類選考を通過。筆記試験などを経て、合格を果たした。
莉緒さんが金魚すくいの面白さに気づいたのは小学4年のころ。近所の神社であった祭りで金魚すくいをやってみたところ、どんどんすくえ、ほかの子どもらよりずっと多かった。
ほかに金魚すくいができる所がないか両親に探してもらうと、大和郡山市紺屋町の土産物店「こちくや」が金魚すくい道場をしていることがわかった。さっそく、現在は中学3年の弟の政太朗さん(15)を含む家族4人で入門することに。毎週日曜、鉄工所を経営する父の敏之さん(54)の車で道場に通った。
リンク:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191219-00000012-asahi-soci
[単語]
1.選考(せんこう):能力・人柄などをよく調べて適格者を選び出すこと。
2.果たす(はたす):物事を成し遂げる
3.金魚すくい(きんぎょ):浅い水槽中の金魚を、ぽい(針金の枠に薄い紙を張った杓子)などですくい取る遊び。