夏風邪「手足口病」が流行の兆し タオルの共用は要注意
家庭で使っているタオルは、1人1人別?それとも共用でしょうか?
今年流行の兆しを見せるのは「夏風邪」と呼ばれる「手足口病」。家族で共用するタオルが原因で手足口病に感染するケースがあるといいます。注意すべき点とは?
「おなかが痛くて」
「(この子の)下の子も最近風邪をひいている」
「きのう熱が出てきました。ちょっとだるい」(患者)
これから増えてくるのが、「夏風邪」。その「夏風邪」をまん延させないために重要なのが、家の中にある“タオル”だといいます。
Q.みなさん、家の中のタオルは1人ずつ別々ですか?それとも共用ですか?
「全部でうち10人家族。みんな一緒だよね。1枚しかないもん」
「トイレとか洗面台のタオルは一緒ですね」
「共用で使っています。別々だと管理も大変なので」(街の人)
「夏風邪」予防の鍵がタオルとは、どういうことか?
手洗いうがいを毎日している、名古屋市中村区にある保育園「ささしまちとせ保育園」。園児たちは手を拭くタオルをそれぞれ自宅から持参していました。
「“タオルを介して感染”することもあるので、“本人のタオルで拭く”ということを徹底しています」(ささしまちとせ保育園 吉田郁代園長)
「夏風邪」のウイルスは、手洗い後のタオルを介して感染することもあるので、共用のタオルは避けていました。もちろん家庭で使うタオルも同様。トレイや洗面所、台所のタオルなども分けておくのが理想です。
手足口病とは? 夏に小さな子どもがかかりやすい
「夏風邪」の代表的なものが、「手足口病」。花田こどもクリニックでは、この日も午前中だけで5~6人の子どもが診察に訪れていました。「友達の子どもが手足口病で、その子と接触して5日ぐらいたってから発疹ができたので、多分手足口病だなと思い病院にかかりました」(母親)
「例年だいたいこの時期からはやる。手足口病が急激に先週から増え始めた。増え方が急激なので、今後も増えると思います」
リンク:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190626-00010002-sp_ctv-sctch
[単語]
1.手足口病:コクサッキーウイルスなどの感染により、手・足や口の中に小さな水疱 (すいほう) 性の発疹 (ほっしん) ができる病気
2.感染:病原体が体内に侵入すること。特に、そのために種々の病態が起こること。
3.予防:悪い事態の起こらないように前もってふせぐこと。
4.持参:品物や金銭を持っていくこと。また、持ってくること。
5.接触:近づいて触れること。触れ合うこと。
6.急激:物事の変化や動きなどが急で、はげしいさま。
7.発疹:皮膚や粘膜に現れる色や形の病的変化。
8.患者:病気やけがの治療を受ける人。
9.理想: 理性によって考えうる最も完全な状態。
10.流行:はやること。はやるもの。