「鈴木敏夫とジブリ展」神田明神で開催。3mの超巨大“湯婆婆と銭婆”
スタジオジブリ、鈴木敏夫プロデューサーの“言葉”に注目した展覧会「鈴木敏夫とジブリ展」が、東京・千代田区の神田明神に新設された文化交流会館「EDOCCO」内の明神ホール、およびその周辺エリアで4月20日~5月12日までの23日間開催される。会場には、鈴木氏が書き下ろした書やイラストが展示されるほか、湯婆婆と銭婆が様々な悩みにアドバイスをする展示、限定グッズの販売も行なわれる。
23日間の会期中は無休。時間は10時~18時(最終入場17時30分)。入場料は特典付前売券が大人1,300円、特典無しの前売券は大人が1,200円、中高生800円、小学生600円。当日券は大人1,300円、中高生800円、小学生600円。神田明神の最寄り駅は御茶ノ水駅(徒歩5分)、秋葉原駅(徒歩7分)。
広島や名古屋、金沢で開催された「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」を元にしながら、さらにジブリの魅力を詰め込みバージョンアップしたという企画展。ジブリ作品の世界観をより多くの人に伝えるため、その本質を「言葉」にして伝えてきた鈴木氏。高畑勲、宮崎駿両氏と出会って40年、「風の谷のナウシカ」や「千と千尋の神隠し」、そして「風立ちぬ」、「かぐや姫の物語」まで、ジブリはどこから始まりどこへ向かうのか。展示では、鈴木氏による書やジブリ作品の資料を用いて、鈴木氏の「原点」から「今」を紹介し、スタジオジブリの秘密に迫るという。
東京会場では新展示として、「千と千尋の神隠し」の湯婆婆と銭婆が様々な悩みにアドバイスをする「湯婆婆と銭婆の"開運・恋愛"おみくじ」が登場。3mにも及ぶ、超巨大“湯婆婆と銭婆”が設置されるという。おみくじには、 鈴木氏が書き下ろした言葉と、それにまつわる鈴木氏からの解説付き。来場者が鈴木氏からのメッセージとしても持ち帰れるようになっている。
会場では、湯婆婆のこけしや手ぬぐいのほか、会場となる神田明神を連想させる絵馬の形をしたキーホルダーや御朱印帳などのグッズも販売。商品に描かれるイラストは、全て今回の展覧会のために鈴木氏が描き下ろしたもの。会場となる神田明神とコラボした授与品として湯婆婆の絵馬も用意される。
【鈴木敏夫とジブリ展」限定グッズ(一部)】
・「八百万の神々/御朱印帳」1,620円
・「湯婆婆こけし」3,780円
・「銭婆/がま口」1,944円
・「湯婆婆/手ぬぐい」1,296円
・「開運鈴キーホルダー」972円
EDOCCO内1Fにあるカフェ「MASU MASU(江戸っ子 カフェ マスマス)」では、ジブリ作品をイメージして考案したという4品のメニューも提供。「まっくろなくろ胡麻おはぎのお茶セット」や、神田明神の境内で元気が出る様に願いを込めて握ったという「白(ハク)米のおにぎり」、オカリナを吹くあのへんないきものが住まう、太古より存在する深い森をイメージしたという「となりのカキ氷」など。
・「まっくろなくろ胡麻おはぎのお茶セット」864円(店内提供専用)
・「白(ハク)米のおにぎり」864円 ※お茶付き
・「となりのカキ氷」648円(持ち帰り専用)
・「だいこく様の縁結びプリン」380円(持ち帰り専用)
リンク:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190412-00000085-impress-ind
【単語】
1. 開催 : 集会や催し物を開き行うこと。
2. 湯婆婆 :「千と千尋の神隠し」に登場するキャラクターである。
3. 銭婆 : 油屋主人の湯婆婆の双子の姉。
4. スタジオジブリ : 株式会社スタジオジブリ(英: STUDIO GHIBLI INC.)は、日本のアニメ制作会社。
5. 展覧会 : 一般に、博物館において行われる歴史的資料、人物的資料、工芸・美術作品等を公開するための展示企画のことを称する。
6. 交流 : 互いに行き来すること。特に、異なる地域・組織・系統の人々が行き来すること。また、その間でさまざまな物事のやりとりが行われること。
7. 限定 : 数量や範囲、権限などを一定の範囲に狭める事である。
8. 前売券 : 当日よりも前に売られる入場券や乗車券などのこと。
9. 世界観 : 世界を全体として意味づける見方・ 考え方のことである。
10. 授与品 : 神社の境内の社務所で受けられる参拝記念品。