今年の漢字は「災」 清水寺で漢検が発表
1年の世相を表す「今年の漢字」に「災」が選ばれた。京都市東山区の清水寺で12日、日本漢字能力検定協会(同区)が発表した。応募総数19万3214票のうち、2万858票を集めた。
昨年は「北」
今年の漢字は1995年に始まり、24回目。森清範貫主が奥の院の舞台で、大型和紙に力強く揮毫(きごう)した。
昨年は、度重なる北朝鮮のミサイル発射や核実験の強行、九州北部豪雨などを反映し、「北」が選ばれた。金融機関の経営破綻が続出した1997年は「倒」、東日本大震災があった2011年は「絆」だった。
京都新聞
リンク:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00010000-kyt-soci
【単語】
1. 災 : 自然に起こる悪い出来事。生活を損なう出来事。わざわい。
2. 清水寺 : 京都府京都市東山区清水にある寺院。山号は音羽山。本尊は千手観音、開基(創立者)は延鎮である。もとは法相宗に属したが、現在は独立して北法相宗大本山を名乗る。西国三十三所観音霊場の第16番札所である。
3. 漢検 :「漢字検定」の略。商標名。
漢検は正式名称を日本漢字能力検定といい、財団法人日本漢字能力検定協会により1975年に開始された、漢字についての諸能力に関する検定試験である。
4. 舞台 : 演劇やダンス、伝統芸能や演芸など、舞台芸術の表現者が作品を演じるための、一定の空間。
5. 揮毫 : 毛筆で文字や絵をかくこと。特に、知名人が頼まれて書をかくこと。「色紙(しきし)に揮毫する」
6. 応募 : 募集に応じること。
7. 猛暑 : きびしい暑さ。ひどい暑さ。
平常の気温と比べて著しく暑いときのことである。主に夏の天候について用いられる。
8. 災害 : 地震・台風などの自然現象や事故・火事・伝染病などによって受ける思わぬわざわい。また、それによる被害。
9. 破綻 : 破れほころびること。
まとまっている状態が維持できなくなること。成り立たなくなること。
10. 続出 : 同じようなことが次々と続いて出たり起こったりすること。