インドネシア ロンボク島地震 犠牲者さらに増加か
インドネシア中部の保養地、ロンボク島で5日夜起きたマグニチュード6.9の地震で、倒壊した住宅の中に取り残された人たちがいる可能性があり、犠牲者の数はこれまでに確認された82人から増えるおそれがあります。
インドネシアの国家防災庁によりますと、日本時間の5日夜9時前にロンボク島を震源とするマグニチュード6.9の地震で、多くの建物が倒壊し、これまでに82人の死亡が確認されました。
またロンボク島の西にあるバリ島でも、一部で建物が崩れるといった被害が出ています。
バリ島のデンパサールにある日本総領事館によりますと、この地震で日本人が被害に遭ったという情報は入っていないということです。
インドネシア国家防災庁によりますと、倒壊した住宅などの中に取り残された人がいる可能性があり、軍や警察が捜索活動を続けていて、犠牲者の数は今後増えるおそれがあります。
ロンボク島では、先月29日にもマグニチュード6.4の地震が起きて17人が死亡したほか、山で地滑りが起きて、一時、日本人を含む観光客らおよそ1000人が下山できなくなりました。
シンガポール内相が地震に遭遇
ロンボク島では当時、シンガポールのシャンムガム内相兼法相が、治安に関する会議に出席するため滞在していて、みずからのフェイスブックに地震に遭遇した当時の様子を投稿しています。
この中でシャンムガム内相は地震が発生した時の状況について「10階の部屋で仕事をしていたところ、ものすごく揺れて壁にひびが入り、立っていられないほどだった。人々の叫び声が聞こえた」と伝えています。
また地震で壁の一部が剥がれ落ちた写真を載せながら、「部屋を出て階段を下りる間も建物は揺れていた。しばらく停電も続いた。われわれは無事だったが、同じホテルに宿泊していた客のなかには被害に遭った方もいる」と投稿していて、発生直後から大きな被害が出ていたことをうかがわせています。
リンク:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180806/k10011565801000.html?utm_int=news_contents_news-main_005
【単語】
1.倒壊:建物などが倒れてこわれること。倒れてつぶれること。
2.被害:損害・危害を受けること。また、受けた損害・危害。
3.崩れる:まとまっていたものや重なっていたものが,ばらばらになってこわれる
4.遭遇:思いがけなく出会うこと。偶然、巡り合うこと。
5.投稿:新聞・雑誌などに載せてもらうために原稿を送ること。また、その原稿。
【質問】 記事を読んで’次の質問に答えてください。
1. 今回起った地震の進度はどのくらいですか?
2. この地震の被害について説明してください。