虹のように輝く羽根を体にまとっていたとみられる恐竜の化石を、海外の研究チームが発見した。中国語で虹を意味する「ツァイホン(彩虹)」と名付け、英科学誌ネイチャーコミュニケーションズで発表した。 
化石は中国河北省の約1億6100万年前のジュラ紀の地層から発掘された。アヒルほどの大きさで、中国や米国などの研究チームは骨の特徴から、映画「ジュラシック・パーク」にも登場するベロキラプトルなどの仲間の獣脚類の新種と判断した。体が羽毛に覆われた「羽毛恐竜」で、翼のような脚もあったことがわかった。
首などの羽毛の表面には、「メラノソーム」という微細な粒が密集し、ハチドリの玉虫色に輝く羽根とよく似ていた。この色は色素を含むメラノソームの微細構造と、光の波長の関係によって生じる。 
 リンク:https://www.asahi.com/articles/ASL1J5GRNL1JULBJ00F.html 
【単語】 
1.虹:雨上がりに、太陽と反対方向の地表から空にかけて現れる7色の円弧状の帯 
2.化石:地質時代の生物の遺跡が地層中に保存されたもの
3.輝く:それ自体が強い光を出したり、他から強い光を受けたりしてまぶしい光をはなつ
4.発掘:地中に埋もれているものを掘り出すこと
5.地層:ある暑さと広がりももった層状の岩体
 【質問】 
1. 本文の内容の化石はどちらから発掘されたものですか? 
2. 発掘された化石の特徴について話してください。 
3.「ツァイホン」と名づけられた理由は何ですか?