
富士山の夏山シーズンは9月10日が最終日です。
山梨県側の5合目は、最後の夏山を楽しもうと訪れた登山者でにぎわっています。

ことし7月に山梨、静岡の両県で山開きを迎えた富士山の夏山シーズンは9月10日が最終日です。
山梨県側の5合目では午前中、時折、霧が立ちこめる中、最後の夏山を楽しもうと訪れた登山者や下山者の姿が見られました。
初めての富士登山を終えた茨城県の50代の女性は「想像以上に大変でしたが、きれいなご来光に心が洗われました。今回は山頂へ行けなかったので、またリベンジしたいです」と話していました。
また、都内から訪れた夫婦は「40歳の記念登山で来ました。天候が心配ですが、無事に登頂できるよう頑張りたいです」と話していました。

富士山の山梨県側では、去年から5合目の登山口にゲートを設けて、弾丸登山や混雑を防ぐための規制が行われていて、ことしは1日の登山者数の上限を4000人とし、登山者1人あたりの通行料を4000円に引き上げ、5合目のゲートを午後2時から翌日の午前3時まで閉鎖しています。
県によりますと今シーズン、山開きした7月1日から9月9日までに5合目のゲートの通過が許可された人は速報値で14万8856人で、去年の同じ時期に比べて434人、率にして0.3%ほど増えているということです。
5合目では午後2時にゲートが閉じられ、富士山のことしの夏山シーズンが終わりました。
